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オーバーホール

持っているギターを何とかしたい!と思われている方が多いと感じます。それぞれに思い入れがあり機会があれば良い状態にしてまた弾きたいとの声が聞こえてきます。このコロナ禍に当分の間弾いてない、ケースに収納したままのギターを弾いてみたが駄目だ、こりゃ!となりそう思われている方もいらっしゃる様です。で、オーバーホールの話ですがギターごとに手直しする内容が異なるので一律にいくらですとはお伝え出来ません。実際に状態を確認したうえでご予算に合わせて行っています。今回はその一例をご紹介いたしますのでご自身のギターをオーバーホールしようとお考えの方に参考になればと思います。手を入れた箇所はビフォーアフターの画像で説明します。

ピックアップは持ち込みのダンカンに交換しました。元のピックガードは紛失していたので新しいものを取り付けしました。エスカッションが黄ばんでおりピックガードとピックアップのアイボリーとの色に差があったためエスカッションを研磨して黄ばみを和らげました。

トグルスイッチプレートも補填。

ブリッジはクリーニング、錆びたビス類は交換しています。

トーンが効かないとの事でしたので調べたら基板がショートしていましたので外してポットは国産ポット、ジャックはSWクラフトに交換しました。

当然、汚れやホコリは綺麗にします。よ~く見るとペグのブッシュが浮いており穴を修正して固定します。

フレットはまだ高さが残っていましたので今回はすり合わせを行いました。その際には指板のクリーニングもします。画像はありませんが最後にネック調整、ブリッジのオクターブと弦高調整を行い完了です。今回はざっとこんな感じですが肝心なネック周りとブリッジをはじめエレキであれば電装系のメンテナンスを行う事で随分蘇りますよ。