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FIONA

80年代の女性ハードロックボーカルというとハートとかリタ・フォードとかリー・アーロンとかヴィクセンなど思い浮かびますが本日はフィオナを聴いてます。アトランティックと契約して80年代に3枚のアルバムをリリースしてるんです。容姿端麗で少しハスキーな声、まともなレコードレーベル、ボー・ヒルのプロデュースとくればもっと売れても良かったんですけどね。何かきっかけ(シングルヒット)があればもっと売れたんだろなと思いつつ聴いてます。1stが一番ハードロック色が強いですかね。と言ってもポップな路線でギターがそこそこハードです。2ndは更にポップになります。そしてボー・ヒルグループからレブ・ビーチが参加してます。ただ参加している曲だけレブ・フレーズが組み込まれており、いいんだけど何か纏まりがない気がします。アルバム自体の出来は悪くないです。レブマニアの方は是非。3rdはプロデュースにキース・オルセンも参戦しているためポップ路線はそのままにスケールアップした感じに仕上がってます。このアルバムはレブ・ビーチではなく意外ですがブラッド・ギルスが参加しています。本人か?と思うほどのアーミングが不完全燃焼なソロ弾いてます。キップ・ウィンガーも参加してデュエットしてるんですがこの曲「EVERYTHING YOU DO」はもうウィンガーです。イントロ当てクイズだったら思わず ”ウィンガーの”って答えてしまいますよ。で!私が注目したのは2nd、3rdで参加しているMike Slamer(マイク・スラマー)というギタリストです。英国のシティ・ボーイというバンドのギタリストだったのですがこの時期はボー・ヒルのお抱えギタリストになっていたのではないかと思います。(シティ・ボーイで大竹まことを思い浮かべたらダメですよ)上記のデュエット曲でのギターソロはウォレントの「DOWN BOYS」のソロにどこか似ています。当時ウォレントのD.R.F.S.Rは別に誰かがギターを弾いていると聞いた事があったので調べたらスペシャルサンクスにマイク・スラマーのクレジットがありました。コヤツ中々やるな!と思いつつD.R.F.S.Rを聴くと他にもマイクっぽいソロが何曲かあります。更に次作の「CHERRY PIE」でも・・・ってフィオナからマイク・スラマーの話になってますな。ちなみにウォレントのD.R.F.S.Rもボー・ヒルプロデュースですよ。ラット以外もしっかり仕事してはりますわ。しかしフィオナの時は若いお姉ちゃん相手にちょっと力んだか?本人もヒット曲が出ないので爆発した図か↓