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ブルース・キューリック

エースは抜きで誰がKISSのギタリストで好きかとなるとブルース・キューリックなんですよ。派手さはありませんが彼ならではの音とフレーズがあります。KISSに合っていると思うんですよ。メイクしてるしっ!と突っ込まれそうなジャケットの「ASYLUM」ですでに3曲クレジットされています。70年代後半にマイケル・ボルトンと組んだバンド・ブラックジャック(79、80とアルバムあり)でも曲作りを学んだんでしょうね。マイケル・ボルトンはその後ソロ名義で再デビュー、80年代後半にはブルーアイドソウル、バラードの帝王となりますが初期はジャーニーやフォリナー寄りのロックをやってました。再デビュー盤にはブルース・キューリックも友情参加し数曲ギターを弾いています。

黒のレザージャケットにこの髪型。ロックしてますな~クレジットをよく見るとマイケル・ボルトンが1曲ギターソロを弾いていたりカナダの何でも出来る人・アルド・ノヴァがギター、シンセで参加しとりますな。で何といってもブルースをKISSに大プッシュした実兄ボブ・キューリックが全面的に参加しとります。(残念な事に昨年、心臓疾患で亡くなった)そっち系のサウンドがお好きな方はチェックしてみてください。このアルバムが83年、KISSに参加したのが84年後半で96年まで12年在籍。この時期のKISSを支えた功績は大きいですよ。皆さんも聴いたでしょ?「CRAZY NIGHT」とか「HOT IN THE SHADE」とか。KISS脱退後はジョン・コラビとUNIONを結成、その後経緯は知りませんがグランドファンクに加入して現在も正式メンバーなんです。アメリカン・バンドに参加するのが運命の人です。ソロアルバムもやってますよ。(余談:ジョン・コラビはTHE SCREAMがええよね)

こちらもクレジットを見るとジョン・コラビ、エリック・シンガーが1曲参加してたりします。それとKISSの時代からESPを使い続けているところもにも好感持てます。最後に発表!私のアゴ割れギタリスト2大巨頭はヴィヴィアン・キャンベルとブルースです。誰もアゴには注目してないか。でも「ASYLUM」のジャケット!! ご紹介のPVは「ASYLUM」から"Tears Are Falling"です。ってギター、シャーベルやないかいっ!雨の中でギターソロを弾いて壊れたのでESPになったかは不明です。