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SEVEN TURNS

これはよ~聴いたんです。今も聴くけど。スタジオ盤としては81年の「BROTHERS OF THE ROAD」から9年経っての復活盤ですからどんな内容か気になりましたよ。ただ、活動を休止していた訳ではなくディッキー・ベッツは自身のバンドでアルバムも発表していたしグレッグ・オールマンもダン・トーラーらとバンドを組みアルバムを発表してます。色々あったのでしょうがそんな二人がバンド結成20周年を機に改めて手を握るとなるとこんなかっちょいいジャケットが出来上がってしまうとは。前作と比べてみます。雨上がり、雲一つない空!新たな船出感ありますね。

そしてプロデューサーがトム・ダウドとなると期待が高まるのはしょうがない。新メンバーはデッキー・ベッツバンドからジョニー・ニールとウォーレン・ヘインズ、新人のアレン・ウッディー。ジョーニー・ニールとウォーレン・ヘインズは曲も書いているし非常に良い仕事をしています。グレッグの作曲した曲が少ないのですがそこは阿吽の呼吸でファン納得の素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。内容も充実でブルースありカントリーありインストあり、おおっ!"Mountain Jam"か!?と思わせる部分もありABBを存分に味わえます。で、クレジットをよ~く見ていると"DEBUT" DUANE BETTS ON "TRUE GRAVITY"の文字が!最近は普通に見かけるようになった息子のDUANE BETTSがここでデビューしとります。この"TRUE GRAVITY"は第33回のグラミー賞で最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされ、その後の代表曲となりライブでもよく演奏されてます。ギター的にはウォーレンに刺激を受けたディッキーがよりパワフルになっているし円熟味もある。ウォーレンはスライドも強烈だし爽快ですよ。

このタイミング、次のアルバムでも来日してくれました。しかしグレッグ・オールマン、ブッチ・トラックス、アレン・ウッディーと亡くなってしまい寂しい限りです。またツインドラムのライブ見たいなぁ。