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JAZZ BASSの配線

最近ベースのお客さんが多く調整やら配線やらやっとります。ジャズベースはストラトと同様に配線を変更すると自分好みで使い勝手の良いスペックになります。今回は60~61年頃のスペック、2軸スタックノブからの変更です。要はネック、ブリッジピックアップそれぞれにVOL/TONEのスペックで慣れれば使い易いのかもしれませんが、FENDERも62年に変更した様に馴染めなかった方が多かったのでしょうか。それ以降は2VOL、1TONEが一般的になり、最近はVOL、バランサー、TONEへの変更なんかも多いですね。で、今回はその配線にプラスしてシリーズアウトのスイッチを増設する事に。では始めます。

独特の強さを感じますよね。戦車的な。配線はシンプル、コンデンサーはセラミックで60年当時と同じ値の503が使われてます。

パネルごと交換するので外しました。交換するパーツはVOLにCTS、バランサーにセンタークリック付のMNカーブポット、TONE用にSWポット、コンデンサーは同じくセラミックの503、ジャックはSWクラフトです。では配線

ちょっと複雑ですがこれでお好みの配線が完了。VOL、バランサー、TONE(プッシュ-プルでパラレル-シリーズ)です。シリーズ時はバランサーが効きません。これでプレべ的なパワフルな音が必要な時にシリーズ配線という選択肢が増えました。プレべの音はプレべでしか出ませんが、1曲だけプレべっぽい音が欲しい時なんかは重宝しそうですよね。パッシブでもこういった配線で多彩になりますのでご興味あればいつでもご相談ください。見た目も見慣れたジャズベースになったかも。