1987年にTHE CULTが放った「ELECTRIC」は私にとって87年のベストハードロックアルバムです。87年と言えばG'N'RのAFDやKISSのCRAZY NIGHTやMOTLEY CRUEのGIrls X 3 やDEF LEPPARDのHYSTERIAやAEROSMITHのPERMANENT VACATIONもよく聴きましたが、それを差し置いて聴いたアルバムです。好きすぎてレコードもUK盤、US盤を仕入れCDまで手が伸びてしまったヤバイやつだ。AC/DCを初めて聴いた時と同じ衝撃度で男らしさを教えてくれるサウンドです。イアン・アストベリーのヴォーカル、ビリー・ダフィーのギターをはじめ音がすべて生々しいんですよ。プロデューサーのリック・ルービンの功績デカしか。ビリーのメイン機はグレッチからLP CUSTOMになっていきますがこのアルバムはグレッチだと思われます。ええ音ですな。当然、速弾きはないよ。
同じ路線で製作された次のアルバム「SONIC TEMPLE」も非常に良く出来たアルバムで申し分なし。セールスもこっちの方が売れた気がしますが、プロデューサーがボブ・ロックになり多少アメリカナイズされた音は「ELECTRIC」で感じた生々しさが消えてしまった。そんな事もありTHE CULTの中でも1番好きなのは「ELECTRIC」になる。ポストパンクやらゴシックロックにカテゴライズされる時代のTHE CULTを聴きたい方は1STや「LOVE」をおすすめしますが、THE CULTはどのアルバム?と聞かれると「ELECTRIC」です。文句なしカッコイイ!!
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