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COMIN' ON HOME / GROOVE HOMES

リチャード・グルーヴ・ホームズは好きなオルガニストの一人です。60年代~70年代に多くのアルバムをリリースしてますがこのアルバムは71年の作品で唯一のブルーノート盤だった気がします。グルーヴ・ホームズってブルーノートのイメージほとんどありませんもんね。個人的にはグルーヴマーチャントとかフライング・ダッチマンあたりの音源が好みです。グルーヴ・ホームズはいつの時代もマグマの様に溢れ出るフレーズが魅力でこのアルバムでも聴く事が出来ます。しかしこのアルバムはウェルドン・アーヴィンが参加しているので独特の雰囲気になってます。ウェルドン・アーヴィンがお好きな方にはお勧めしますよ。(私も好きです)そしてベースは1曲がチャック・レイニーですが、それ以外がジェリー・ジェモットです。共にこの時期の音源は強烈な事が多いので期待して購入した事を思い出します。1曲目のジェモットはやばいですな。徐々にグルーヴが増してくるベースにマグマのソースがけ。濃いです。アルバム全体にアーヴィンのエレピが響き渡っているので独特のファンク色が滲み出てますが、最後に「This Here」でジャズ締めをしてくれます。ここでもジェモットがええ仕事しとりますな。何はともあれグルーヴ・ホームズのこの巨体から溢れるオルガンに酔いしれましょう。そしてチャームポイントである愛嬌ある笑顔!憎めないっすね。だからかは分かりませんが顔面アップなジャケットが多い気がするな。このアルバム、名前部分がエンボスです。