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ムスタングのテールピース固定

アームを使わない方からするとダイナミックトレモロは非常に不安定に感じるかもしれません。ブリッジもアームも両方動くので当然チューニングは安定しませんしオクターブピッチもアバウトな感じです。今回はアームを使わないので安定したチューニングを確保するべくテールピースの固定と合わせてブリッジも固定します。ではユニットを外します。

テールピースから伸びた金属バーの先端にスプリングが引っ掛けられていますので外します。

更にテールピースからバーを抜きます。スクリューになっていますので回せば簡単に抜けます。固定に必要となるスペーサーを用意します。今回は7mmのスペースで固定したいのでカットします。テンションを強めにしたい場合はもっと短めにカットします。

スクリューが緩まない様に内歯ワッシャーも用意して準備完了です。固定してみましょう。

スクリューには六角穴がありますのでテールピースの穴からレンチを突っ込んで締めます。ワッシャ―は裏側に。

ボディに戻してみました。スペーサーの高さでテンションが変わりますが短すぎると弦を通し辛くなります。7mmだとこんな感じです。続いてブリッジの固定もスリーブを挿入して固定したいと思います。

長さを15mmでカットして挿入してみましょう。

ブリッジを戻して弦を張ってから弦高、オクターブピッチの調整を行いました。アームは使えなくなりましたがチューニングが安定してストレスが減りましたかね。リードギターではなくボーカリストやサイドギターの方はこの仕様が使い易いかもしれませんね。見た目も変わらないし。