
当時(1984)食わず嫌いでWASPを聴いてない方はいませんか?奇抜なファッションやステージをゲテモン的な視線で見てしまい聴かず、RATTを優先してしまったそこのあなたです。ライブ写真にはステージ上に女性を張り付けていたり、客席に生肉の塊を投げつけたとか雑誌で読んで無茶苦茶な感じがしたんですよね。それでも怖いモノ見たさでレコードを買って聴いてみたら硬派でカッコイイんですよ。当分の間、これとジューダスプリーストの邦題「背徳の掟」がお気に入りでした。ヘビーメタルを味わいたかったんですね。WASPはその後メンバーチェンジを繰り返しアルバムをリリースしますがブラッキーのソロプロジェクトの様なバンドになりました。プロデュースも自分でやってしまうので凄い才能だと思いますよ。「魔人伝」ではプロデュースにマイク・ヴァ―二―の名前があり意外な感じがしますが当時のLA界隈の人脈なのでしょう。
このアルバムでブラッキーはベースですが3rdからがギターに持ち替えます。それまでいいベーシストが見つからず、それなら自分で弾くわ!って感じだったのか。KING KOBRAからジョニー・ロッドが加入した時は驚きましたが歌えるベースってのが良かったみたいでハマってましたね。ともあれ約40分のデビューアルバムはブラッキーの哀愁の叫びです。他のアルバムも好きですが腕やら股間にノコギリの刃時代のWASPがええな。たまにやるカバーもWASP色強めでよろしいで。
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